2008年3月18日(火)「しんぶん赤旗」
沖縄・米兵事件抗議県民大会
北谷町・読谷村で実行委
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二十三日に沖縄県で開かれる「米兵によるあらゆる事件・事故に抗議する県民大会」に向けて北谷町や読谷村では十七日、実行委員会が結成されました。
この日、両町村とも役場内で会合を開き実行委員会を設立。北谷町は町や区長会、老人クラブ連合会、PTA連合会など町内九団体、読谷村は同様の団体に議会を含む村内各種二十三団体を実行委員会の構成団体としました。北谷町議会は十八日に全員協議会を開き、実行委員会参加について議論します。
両実行委員会では、野国昌春北谷町長、安田慶造読谷村長がそれぞれの実行委員長になることを決めました。
北谷町では目的を「基地があるが故に起こる米兵の事件・事故により、県民は生活と人権が脅かされ続けている事に対し全県民が抗議の意思を示し、日米両政府に日米地位協定の抜本的見直しと基地の整理・縮小を求める」とすることを確認しました。
読谷村は設立趣旨で「住民の生命、財産、人権を守る立場から実行委員会を結成し、大会に参加する」としました。
両実行委員会とも今後、チラシ配布や防災無線で参加を呼び掛けていくとしています。
野国町長は実行委員会の冒頭、「(米兵女子中学生暴行事件に)県民は等しく憤っている。二度とこういう事件を起こさせてはいけないという思いは一つになっていると思う」とあいさつ。
安田村長は実行委員会終了後、「我慢にがまんを重ねてきた。米軍の事件や事故が起こるたびに団体として抗議してきたがなにも変化はない。一人ひとりが怒りの思いを表現することが大切になっている」と話しました。
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