2008年3月23日(日)「しんぶん赤旗」

改憲阻止 多数派めざす

派兵武力行使恒久法審査会始動許さない

憲法会議が総会


 憲法会議(憲法改悪阻止各界連絡会議)は二十二日、東京都内で第四十三回総会を開きました。改憲勢力がねらう「自衛隊の海外派兵・武力行使恒久法」制定と憲法審査会始動を許さず、改憲阻止の国民多数派形成めざす方針を確認しました。

 方針案を提案した長谷川英俊事務局長は、改憲阻止・憲法守れの世論と運動が改憲勢力に大きな危機感を与えているとのべ、憲法審査会の始動と武力行使恒久法制定をねらう動きを紹介しました。改憲勢力は、武力行使恒久法を制定することで、「海外での武力行使は憲法上できない」としてきた政府解釈を一気に乗り越えるねらいがあると指摘しました。

 討論で川村俊夫代表幹事は、「武力行使恒久法が法案となって動き出す前に反対世論をつくろう」と学習運動をよびかけました。

 日本共産党の仁比聡平参院議員は、憲法審査会の始動を求める動きにふれ、憲法守れの世論と運動が改憲勢力を追いつめているとのべました。

 各団体の代表が憲法署名のとりくみを報告しました。

 自治労連の代表は、名古屋市職労では委員長が百人分の署名を達成し、「ピースチャレンジャー」第一号になったと紹介。建交労の代表は「昨年八月の定期大会で五千回宣伝を提起し、北海道・函館では百回の宣伝をした。東京、広島、大阪でもとりくんでいる」と発言しました。

 憲法会議では、新たに中央憲法講座の開設と青年を対象に連続憲法講座を開きます。民青同盟の代表は、平和、雇用、学費など青年の願いと結んで大きく取り組んでいくと決意を語りました。



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