2008年3月26日(水)「しんぶん赤旗」
参院早期審議入り主張
与野党国対委員長会談で穀田氏
与野党の国対委員長は二十五日、国会内で会談し、道路特定財源の暫定税率十年延長などを盛り込んだ歳入・税制関連法案が参院で審議されていない事態の打開について協議しました。
前日に河野洋平衆院議長の呼びかけと同席のもと開かれた与野党書記局長・幹事長会談で開催が合意されたもの。審議や新たな法案修正協議の必要性ではおおむね一致したものの、審議の入り方や進め方などをめぐる意見の違いが解消されず、協議内容を各党が持ち帰ることになりました。
日本共産党の穀田恵二国対委員長は、河野議長の指摘のとおり、国会の状況は国民の目線から見て異常であり、参院の各委員会で直ちに審議入りすることが大事だと主張。また、与党が二十一日に要求した修正協議については、二十三日の民放テレビ番組に出席した共産、自民、公明、民主四党の書記局長・幹事長の討論でも、与党の修正案を前提とせず、「白紙で協議する」という考え方について異論は出なかったとのべ、あらためて白紙から協議すべきだと提案しました。
自民党の大島理森国対委員長は、審議入りを求めつつ、政府案と民主党の対案との同時審議・採決を主張しました。
穀田氏は、与党がいう両案の同時審議・採決は、ガソリン税の暫定税率維持を前提としたもので、受け入れられないと述べました。