2008年3月28日(金)「しんぶん赤旗」
「働くチャンスもらった」
いすゞ正社員化
期間社員から反響
「共産党ありがとう」
「働いていくチャンスをもらいました。共産党のおかげです」―いすゞ自動車が、最長で二年十一カ月の契約期限を設けていた期間社員を対象に正社員募集を始めたことに対して、雇い止め(解雇)の不安に直面している期間社員からこんな声が上がっています。
同社は、偽装請負の是正を迫られて直接雇用した期間社員に、四月から順次、雇い止めを行うと通告。不安や批判の声が上がるなか、日本共産党の小池晃参院議員と塩川鉄也衆院議員が二十一日、本社に正社員化を要請した席で一転して、八百人の期間社員のうち、一年働いた人から正社員募集を「今日から行う」とのべました。
「夜勤の『朝礼』で話がありました。なんとか働いていくチャンスをもらいました」とメールを寄せたのは、二年十一カ月以上は働けないといわれた男性。「このチャンスをいかして頑張らないといけないと思いました。本当に共産党のおかげだと思います。これからもがんばってください」
偽装請負で働かされてきた男性は、「掲示板の募集を見て驚きました。会社が社員登用に踏み切ったのは、共産党や赤旗の運動のおかげです。本当に感謝します」。
募集の話を聞いて「本当ですか」と声を張り上げたという男性も、「契約更新はあと一回限りと聞かされたばかりだったのですごい、画期的なことです。ありがとう」。
「しんぶん赤旗」に記事が載っていると知って掲載紙を購入したという男性も「すごい、うれしいです」と語りました。
希望者全員採用を
同時に、正社員登用が希望者全員ではなく職場長の推薦や選考試験があり、限られたものとなっていることへの批判も。
男性は「職場の推薦を受けても選考試験があることなどは今後、クリアしなければならない課題だ」と指摘。別の男性は「一部の者が採用されても、多数が解雇されるのなら大問題です」。別の男性も「希望者全員が社員になれるようにしてほしい」と訴えています。
■関連キーワード