2008年3月31日(月)「しんぶん赤旗」

食品製造日の併記推奨

農水相、紙議員に答える


 日本共産党の紙智子議員は、二十七日の参院農林水産委員会で、食品表示問題について政府の見解をただし、若林正俊農水相は任意での製造年月日表示の併記を食品メーカーに働きかけると初めて明らかにしました。

 偽装表示防止のためにも、製造年月日表示の復活が消費者の強い願いになっています。ところが、若林農水相は「製造年月日表示に置き換えればうまくいくかと言うと必ずしもそうはいかない」(三月七日)と述べています。紙氏は、食の安全・安心に逆行するとただしました。

 若林農水相は、「製造年月日表示の併記を否定しているわけではない」「任意表示であれば、製造年月日表示の併記を推奨したい」と答えました。

 紙氏が、日本の製造年月日表示の廃止を求めた米国に食品の期限表示があるかどうかをただしたのに対し、農水省消費安全局長は、「米国の連邦法には食品の期限表示を定める法律はない」と初めて明らかにしました。


もどる
日本共産党ホーム「しんぶん赤旗」ご利用にあたって
(c)日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 TEL 03-3403-6111  FAX 03-5474-8358 Mail info@jcp.or.jp