2008年4月2日(水)「しんぶん赤旗」
後期高齢者医療制度
廃止へ全力 野党一致
4国対委員長が会談
日本共産党を含む野党四党の国会対策委員長は一日、当面の野党間協力について会談しました。協議の結果、後期高齢者医療制度や「宙に浮いた」年金記録問題で政府の責任を追及するために全力をあげることを確認しました。
四党はすでに、後期高齢者医療制度の導入中止のための法案を衆院に提出していましたが、一日の同制度実施により、制度廃止のための新たな法案の提出が必要となっています。このため四党は、四日に開かれる衆院厚生労働委員会の一般質疑などで同制度廃止を求める論戦をおこなうとともに、新たな廃止法案の参院への共同提出も検討することで一致しました。
また、舛添要一厚労相らが全面解決を公約していた五千万件あまりの「宙に浮いた」年金記録が、三月末の期限が過ぎても未解決である事態を受け、同相ら政府・厚労省の責任をあらためて追及することでも一致しました。