2008年4月12日(土)「しんぶん赤旗」
青少年の施策に子どもの意見を
石井議員要求
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日本共産党の石井郁子議員は十日の衆院青少年問題特別委員会で、政府の「青少年育成施策大綱」に対し、国連子どもの権利委員会が「児童及び市民社会の参加が不十分」と懸念を表明している問題について、政府の認識をただしました。
同権利委員会は、大綱を二〇〇二年の国連特別総会の成果文書「子どもにふさわしい世界」の立場で強化するよう勧告しています。
石井氏は、文書は子どもの自由な意見表明と、子どもに影響するすべての事柄で子どもの意見を尊重するよう求めていると指摘。「(大綱の見直しに)どのように子どもの意見を反映していくのか」と質問しました。
上川担当相は、これまでも青少年の現場で働く人や、青少年と直接対話する機会をもってきたと述べ、「懇談の場で聞いた意見を踏まえ、新たな大綱の策定に努力していく」と答えました。
石井氏は、「子どもにかかわる施策を決めるプロセスに子どもの意見を反映させるよう、制度的な面からも考えるべき」だと求めました。