2008年4月16日(水)「しんぶん赤旗」

爆弾テロ 50人超死亡

2カ所で発生 米軍と民兵も戦闘

イラク


 【カイロ=松本眞志】イラクでは十五日、複数の爆弾テロが発生しました。カタール衛星テレビ・アルジャジーラによると最初の爆発は、首都バグダッド北方六十キロのディヤラ州都バクバの裁判所の建物付近。ロイター通信によると四十人が死亡し、七十人が負傷しました。自爆テロによる犯行との情報もあります。

 二度目の爆発は、アンバル州都ラマディで起き、十三人が死亡、十四人が負傷しました。

 バクバは、この数カ月間、イラク治安部隊と国際テロ組織アルカイダとの抗争が激しかった場所であり、アンバル州はテロ組織アルカイダが当初から拠点としていた場所でした。

 同日、バグダッドのサドルシティーでは、米軍とイスラム教シーア派民兵が戦闘、少なくとも六人が死亡しました。



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