2008年4月17日(木)「しんぶん赤旗」
与野党会談
道路「協議会」を設置
消費税増に道 共産党は反対
与野党国対委員長会談が十六日、国会内で開かれ、与党側は「道路政策及び道路税制を含む税制抜本改革に向けての政策協議会」という名称の協議会を提案してきました。これを受けた議論の結果、「道路政策・道路特定財源の一般財源化等にかかわる協議会」を設置し、十八日に初会合を開くことを決めました。日本共産党は同協議会の設置に反対しました。
法案の修正協議についてはこの協議会では扱わず、参院の委員会の「自主性」にゆだねるとの認識についても日本共産党以外の各党が確認しました。
日本共産党の穀田恵二国対委員長は、話し合いや協議は必要だとした上で、▽福田康夫首相が十年間も道路特定財源と暫定税率を続ける関連法案について、再議決を行う方針を固めたと伝えられるもとでの、協議会の設置は認められない▽福田首相の提案は、政府・与党として二〇〇九年度から道路特定財源を一般財源化するものだが、今政府が国会に提出している法案と根本的に矛盾する。この問題こそ協議の対象にすべきだ▽提案された協議会は税制抜本改革をからめており、消費税増税論議につなげようとすることは問題だ―との三点を主張し、こうした性格の協議会設置に同意できない立場を表明しました。
民主党は「協議は白紙で始めればいい」などと述べ、協議会の設置に同意しました。
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