2008年4月23日(水)「しんぶん赤旗」
国会議員が靖国集団参拝
自民・民主などの62人
自民、民主などに所属する国会議員でつくる「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」(会長・島村宜伸元農水相)のメンバー六十二人(衆院四十三人、参院十九人)が二十二日、東京・九段北の靖国神社に集団参拝しました。春季例大祭にあわせた恒例行事。閣僚の参加はなく、山谷えり子首相補佐官、内閣府の中川義雄、農水省の今村雅弘両副大臣のほか五人の政務官が参拝しました。
参加者の内訳は、自民党が尾辻秀久参院議員会長、津島雄二元厚労相ら五十四人、民主党が田名部匡省元農水相、鈴木克昌衆院議員の二人、国民新党が綿貫民輔代表ら三人、その他、無所属の平沼赳夫衆院議員ら三人です。
靖国神社は、日本の侵略戦争を正当化する宣伝センターの役割を果たしており、政治家の参拝はその活動を後押しするものです。改憲・「靖国」派のシンボル的存在だった安倍内閣の崩壊を受け、福田康夫首相は靖国参拝をしない考えを表明。閣僚も参拝できない状況となっています。
参拝後に記者会見した島村氏は、福田首相が参拝しないことについて「人それぞれの考え、立場もある。一概にいい、悪いを言うべきではない」と述べました。
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