2008年4月23日(水)「しんぶん赤旗」
野党が民法一部改正案
夫婦別姓など参院に提出
日本共産党の仁比聡平、紙智子両参院議員は二十二日、民主党、社民党代表とともに、野党共同提案の「民法の一部改正案」を小幡幹雄参議院事務総長に提出しました。
法案は、一九九八年以来十二回にわたり提出してきたもの。選択的夫婦別姓や婚姻年齢を男女ともに十八歳とすること、女性の再婚禁止期間を百日に短縮することなどが主な内容です。
現行法では、離婚後三百日以内に生まれた子は「前夫の子」と推定する民法の規定(七七二条)により、子どもの出生届が受理されず無戸籍児になるなど深刻な問題が起きています。
仁比氏は「三百日問題で子どもが苦しんでいる」として、人権問題解決のために早く参議院での審議を開始するよう事務総長に要請。紙氏は「若い世代では多数が夫婦別姓に賛同している」と指摘し、今国会での成立に全力を尽くすと表明しました。