2008年4月24日(木)「しんぶん赤旗」
人材不足解消が課題
新型インフル対策 高橋議員に参考人
日本共産党の高橋千鶴子議員は、二十二日の衆院厚生労働委員会で、新型インフルエンザに関する感染症予防法について参考人質疑をおこないました。
国立感染症研究所の岡部信彦氏は、「新型インフルエンザは国外でおきる可能性が高く、国際レベルで検知システムを引き上げることが大事」としたうえで、対策について、「ワクチンなど一つの方法だけでなく、マスクや手洗いなど生活習慣や日常医療の充実が大事。医療崩壊がいわれるなか、信頼を回復しないと成功しない」と述べました。高橋議員が都道府県の感染防止計画について質問したのにたいして、岡部氏は「保健行政、医療現場、検査部門、衛生部門などに専門家が少なく、仕事が進まない」とし、人材不足解消の緊急性を訴えました。