2008年4月26日(土)「しんぶん赤旗」
米産牛肉禁輸 すぐに
高橋・紙両議員 農水省に要求
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アメリカ産の輸入牛肉にBSE(牛海綿状脳症)危険部位が混入していた問題で、二十五日、日本共産党の高橋千鶴子衆院議員(食料・食の安全、農林水産対策委員会責任者)、紙智子参院議員(農林水産部会長)が農水省に牛肉輸入をただちに中止するよう申し入れました。
この中で、高橋、紙両氏は、今回の問題が検疫段階ではなく流通段階で発覚したことは重大であり、検査体制を全箱検査から抽出検査に後退させ、アメリカの検査体制が完全でないまま輸入再開に踏み切った政府の責任は重大だと指摘。国民の安全・安心を守るためにはいったんただちに輸入を中止し、その上で対応策をとるよう求めました。
応対した岩永浩美農林水産副大臣は、事態を重く受け止めているとした上で、対応を検討するだけでなく、検査を担当する厚生労働省にも対応を求めていくと答えました。