2008年4月29日(火)「しんぶん赤旗」
ガソリン税
再議決は許されない
市田氏会見 阻止へ全力
日本共産党の市田忠義書記局長は二十八日、国会内で記者会見し、衆院議院運営委員長が歳入・税制関連法案の再議決のための本会議を三十日に開くことを決めたことについて問われ、「いったん失効した暫定税率を復活・増税し、十年間にわたり維持することは絶対に許されない」と厳しく批判しました。
市田氏は、前日のテレビ討論で自民党代表が、暫定税率を十年間復活させることが、福田康夫首相が表明した二〇〇九年度からの道路特定財源の一般財源化と矛盾すると問われ、まともに答えられなかったことも紹介しました。
「暫定税率の十年延長は、与党が五月十二日以降に再議決を狙っている道路特定財源を十年間延長させる法案と一体のもの。それを三分の二の力で再議決することは許されない」と再度強調し、阻止のために最後まで全力をあげる決意を表明しました。
今後の国会対応について問われた市田氏は、道路特定財源問題に加え、後期高齢者医療制度、雇用、環境、農業など山積する重要問題をあげ、「『物価が上がってもしょうがない』などと平然としてる福田内閣と真正面から立ち向かい、国会の論戦と国民世論で追いつめていく。同時に、国民要求を実らせるために徹底的な論戦を行っていく」と強調しました。
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