2008年5月4日(日)「しんぶん赤旗」

ガソリン増税は打撃

日テレ系で穀田氏 再議決強行を批判


 日本共産党の穀田恵二国対委員長は三日、日本テレビ系「ウェークアップ!ぷらす」に出演し、道路特定財源、後期高齢者医療制度などの問題について、各党議員らと討論しました。

 道路特定財源問題では、自民・公明の与党が衆院本会議で、ガソリン税の暫定税率を復活させる法案の再議決を強行したことが議論になりました。穀田氏は「二兆六千億円の大増税になる。暮らしに打撃を与える大問題です。『(物価上昇は)しょうがない』という首相ですから、庶民の暮らしの現実がわかっていない」と批判しました。

 また、「(福田首相は)道路特定財源を来年度から一般財源化するという一方で、今後十年間にわたって、道路に使い続ける法案を通す。こういう矛盾を平気でやるのだから、どうしようもないと思いませんか」と問いかけました。

 自民党の山本一太参院議員は「矛盾する状況になる」と認めつつ、「今の状況では、自民党と民主党の協議ができない」と発言しました。

 穀田氏は「私は(道路特定財源問題の)与野党協議会に出ていましたが、協議の場があったにもかかわらず、与党の側から修正案を提案したことは一度もなく、本気で一般財源化する立場にない」と批判。「法案を通さないと、地方にお金が流れない」(山本氏)という発言に対しては、「予算はもう決まっているのだから、地方から要望があった分を渡せば問題ない」と述べ、再議決を強行する理由にはならないと指摘しました。

 後期高齢者医療制度については、「廃止以外にない」と強調しました。



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