2008年5月13日(火)「しんぶん赤旗」
「母の日」平和行動
イラク撤退を要求
ワシントン
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【ワシントン=西村央】「母の日」の十一日、米国の反戦女性団体「コード・ピンク」が呼びかけた平和行動がワシントン市内でおこなわれ、イラクからの米軍撤退などを市民に呼びかけました。
会場では「母の日」の発祥となった、南北戦争直後に夫や子どもを戦争に送るのを拒否しようという一八七〇年のジュリア・ハウさんの「さあ、立ち上がろう」という宣言を参加者に配布。反戦イラク帰還兵も母親とともに駆けつけました。
「コード・ピンク」のメンバーで、シリアやヨルダンでイラク難民の実態を調査してきたメディア・ベンジャミンさん(45)は「イラクでは国民の生活も、大学も、医療機関もひどく破壊されている。難民には心の傷もある。イラク戦争で息子を失ったお母さんにも呼びかけ、米軍は撤退すべきだという声を高めよう」と訴えました。
参加者は、集会後、ピンクのカーネーションを手に市内をパレードしました。
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