2008年6月7日(土)「しんぶん赤旗」
憲法審査会の規程づくり
議運委両院会議開催へ
「改憲原案」の審査権をもつとされる憲法審査会の規程づくりについて協議するため、議院運営委員会の両院合同代表者会議が九日に開かれることが、六日明らかになりました。会期末を目前に控えて、改憲につながる重大な動きとなっています。
憲法審査会を始動させるには、委員数や運営方法などを定めた「規程」策定が必要ですが、参院選での自民党の惨敗などで規程は策定されていません。
同代表者会議の開催は六日、両院の議運委員長と自民・民主両党の同委筆頭理事が了解し決定したもの。衆院の民主党関係者は、代表者会議開催は、今国会中に規程づくりを行いたいとする西岡武夫参院議運委員長が衆院側に提案したとしています。同日の衆院議運理事会では、同代表者会議開催は一切議題になりませんでした。
同代表者会議は、国会同意人事提案の受け皿として設けられました。日本共産党は、規程づくりの協議は筋違いであり、「国民は改憲を求めていない」として協議に強く反対してきました。
笹川尭衆院議運委員長も、同会議に「規程」の問題を持ち出すことを一度は断念した経緯があります。
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