2008年6月7日(土)「しんぶん赤旗」
有害サイト
規制法案 衆院を通過
石井議員 子ども守る効果期待
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衆院本会議で六日、「青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律案」が全会一致で可決され、参院に送付されました。
これに先立つ六日の衆院青少年特別委員会で各党が意見表明し、日本共産党の石井郁子議員は「子どもたちが無防備に有害なサイト・情報にアクセスできる状態になり、ネットを通じて子どもが犯罪に巻き込まれている現状は深刻で看過できない」と指摘。この法案で「子どもたちが有害な情報に接する機会が減少することを期待する」とのべました。
法案は、子どもに携帯電話を販売する場合のフィルタリングサービス提供の義務づけ、学校などでのインターネット活用についての教育の充実などを規定しています。
各党協議では、フィルタリング作成機関への国の関与が議論されましたが、日本共産党は有害情報の内容について国が直接、間接に判断を下すことは、表現の自由に抵触し問題であると主張し、成案に反映されました。