2008年6月10日(火)「しんぶん赤旗」
私学助成減らさないで
大阪の高校生、知事に訴え
「高校生の意見を聞いてください!」「イーケーイケイケ高校生!」―九日夕、大阪府庁正面玄関前で高校生ら二百五十人の“イケイケコール”が響きわたりました。
橋下徹知事が「大阪維新プログラム案」で全国最低レベルにまで私学助成を減らそうとしていることに対し、「大阪の高校生に笑顔をくださいの会」が高校生集会を開催。助成を減らさないでという二千九十七人の知事へのメッセージカードを提出しました。
集会では、「助成金で通っている高校生がたくさんいます。助成金が減ったら友だちは学校に通えなくなり、みんなで卒業できなくなります。大阪の借金を子どもや教育に押し付けないでください」「公立高校は統廃合でなくなり、私学助成が削減されれば、お金のない子は高校にくるなといってるようなもの。笑顔を奪わないでください」などと訴えました。
会代表ら十人が署名を提出。「学費が高くて学校をやめた人がたくさんいます」「公立を落ちて私学に来ている生徒がいることをわかって」「公立も私立も関係なく、お金の心配なく学びたい教育がうけられるようにして」と懸命に思いを伝え、知事が会ってくれるよう要望しました。
「私たちに希望をください」「私たち高校生を泣かさないでください」とアピールする、集会宣言を採択しました。
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