2008年6月11日(水)「しんぶん赤旗」
学童保育の拡充早く
全国連絡協議会が国会要請
高橋議員が応対
全国学童保育連絡協議会の山本博美会長、志村伸之事務局次長など五人が十日、各党国会議員を訪問し、早急な学童保育の量的・質的な拡充を要望しました。
日本共産党を代表して高橋千鶴子衆院議員が応対しました。
要望したのは、(1)「十年間に利用児童を三倍」の政府目標実現のため、必要な施設整備と指導員確保ができる手立てと財政措置(2)学童保育(放課後児童クラブ)ガイドライン実現化のための財政措置(3)専任で常勤の指導員配置のための予算措置(4)放課後子どもプラン推進にあたり、「子どもの生活の場である学童保育」と放課後子ども教室を明確に区別して拡充させる―の四点です。
山本会長は、仕事と子育ての両立支援の重要な施設・制度である「学童保育」への保護者の要望が高まっていることを報告。「各地で大規模化がすすみ、待機児童も増えている。学童保育の分離・分割はまったなしの状態。しかし政府目標にしてもガイドラインにしても、国の財政的な保障がなく、必要な施設がつくれず指導員も雇えない」とのべました。大規模化などで年々労働条件が厳しくなり、非正規雇用が増え、指導員が働き続けられない状況がすすんでいることも話されました。
高橋議員は国会審議で取り上げてきたことをのべ、「学童保育拡充のための早急な施策、予算大幅増額を実現するため国会で頑張ります」と話しました。