2008年6月13日(金)「しんぶん赤旗」
自公が内閣信任決議可決
とうてい信任できない
穀田議員反対討論
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衆院本会議は十二日、自民、公明両党が提出した福田内閣信任決議案を両党の賛成多数で可決しました。これは前日、参院本会議が可決した福田康夫首相の問責決議に対抗する狙いによるもの。日本共産党は反対し、穀田恵二議員が討論に立ちました。民主党、社民党、国民新党は本会議を欠席しました。
反対討論で穀田氏は、昨年九月の発足以来、福田内閣は内政でも外交でも国民の期待に背き、支持率はいまや20%前後だと指摘。「とうてい信任することはできない」と強調しました。
穀田氏は、福田内閣が後期高齢者医療制度の実施を強行し、問題が明らかになって以降も廃止に背を向けていると批判。野党が共同提出した廃止法案を成立させることこそ国会の責務だと主張しました。
また、「国民の目線」を強調しながら、社会保障の抑制路線や非正規雇用の増大にはなんら手を打ってこなかったとし、財界・大企業中心の政治から国民中心の新しい政治への転換が必要だと訴えました。
穀田氏はさらに、福田内閣が道路特定財源問題やアメリカの「対テロ戦争」を支援する新テロ特措法で再議決を繰り返したことをあげ、「国民生活を破壊し、アメリカ追従で憲法九条を踏みにじる政治を続けることは許されない」と批判しました。