2008年6月19日(木)「しんぶん赤旗」

燃油高騰 イカ休漁


 全国いか釣漁業協議会は十八、十九の両日、いっせい休漁にふみきりました。「高騰する漁業用燃油価格に対する補てん措置」の早急な実現に向けての活動の一環で、全国二十道府県の小型イカ釣り漁船三千隻以上が参加しました。

 休漁に先立ち、全国十二道県のイカ釣り漁業者が、水産庁に燃料価格への補てんや経営存続に必要な免税措置を求める要望書を提出しました。七月中下旬には全国漁業協同組合連合会など漁業関連団体によるいっせい休漁も検討されています。

 島根県では十八日、五トン以上の小型イカ釣り漁船百十隻が参加しました。漁業協同組合JFしまねでは、A重油の価格は一リットルあたり百四円六十銭で〇三年の二・六八倍。十九トンの船の燃油使用量は一日平均千リットルといいます。

 県十九トン型いかつり漁業協議会会長の中井秀夫さん(45)は「燃油代に国から直接支援してもらわないかぎり、自助努力ではどうにもならない」と話しました。


もどる
日本共産党ホーム「しんぶん赤旗」ご利用にあたって
(c)日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 TEL 03-3403-6111  FAX 03-5474-8358 Mail info@jcp.or.jp