2008年6月23日(月)「しんぶん赤旗」

後期医療制度 廃止に

テレ朝系番組 仁比議員が主張


 日本共産党の仁比聡平参院議員は二十二日、テレビ朝日系番組「上田晋也の日本の宿題」に出演し、政治、経済、生活などの諸問題に関して番組がとったアンケート調査(千二十七人対象、三―七日に実施)をもとに各党の国会議員と議論しました。

 番組では、後期高齢者医療制度への国民の強い反発がテーマに。アンケートでも同制度の「良いところは」との問いに、「ない」と答えた人が46%にのぼったことが紹介されました。

 これに対し自民党の松浪健太議員は、同制度の導入によって「(地域間の保険料の)格差が縮まった」などと主張。同党の義家弘介議員は、「(野党は)どうするのかという方針を示さずに廃止法案を出した」などと批判しました。

 仁比氏は、「実際にお年寄りに大きな痛みを与えている。処方せんが間違っていたのなら、その治療をやめるのは当たり前のことだ」と、同制度の廃止を強調しました。司会者の上田氏が「元の(老人保健)制度に戻すだけでいいのか」と聞くと、仁比氏は、「根本問題は(政府が)国庫負担を下げてきたことにある。それをただすべきだ」と述べました。

 「福田内閣の支持率を上げるにはどうしたらいいか」とのアンケートには、「もう無理」(三百二人)と突き放す声が一位に。「リーダーらしく決断力を見せる」(六十五人)、「国民のためになる政治をする」(百六人)との回答を大きく上回りました。


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