2008年7月1日(火)「しんぶん赤旗」
今月値上げ続々
食品・電気・航空運賃…
七月も値上げが止まりません。家計に影響の大きい食品や電気・ガス料金をはじめ、航空運賃や自動車保険料など多岐にわたります。漁業に欠かせない燃油は三年前の二倍以上に上がっています。
八月以降もメーカーは乳製品などの値上げを計画しています。東京電力などは電気料金の算定基準引き上げを決めており、来年以降に大幅な値上げをねらっています。
各社は値上げについて、原材料高を理由としています。
原油や穀物高騰の背景に商品市場への投機マネー流入があります。目先のもうけ追求で、短期的な売買を繰り返し、商品価格をつりあげています。投機マネーの規制が必要です。
生活を左右する食料品などについて、政府が価格安定に責任をはたすべきです。また、肥料や飼料、燃油の高騰は農漁業の経営を直撃します。国は補てんなどの措置をする必要があります。
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