2008年7月5日(土)「しんぶん赤旗」
党国会議員
東通・大間両原発を調査
違法就労問題などただす
日本共産党国会議員団の原発・エネルギー問題委員長の吉井英勝、同副委員長の高橋ちづ子両衆院議員らは三日、青森県東通村の東北電力・東通原発1号機、同大間町の電源開発・大間原発を調査しました。
吉井議員らは、東通原発の放射線管理区域内で年齢を偽り、十八歳未満の少年が違法に就労していた問題をただしました。
東通原発の渡部孝男所長が、「(住民票の)原本で確認すべきだった」とし、再発防止策を説明。「ずさんだったことを是正するということか」とただしたのに対して、「そうです」と答えました。
五月に着工した大間原発は、全炉心でウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料を使う=フルMOX=もので、商業炉では、世界初の原発。
一行は、原子力事業本部の林耕四郎大間現地本部長らと懇談。使用済み燃料の第二再処理工場と高レベル放射性廃棄物最終処分場が決まらないと「トイレなきマンションになる」と指摘したのに対して、同本部長は「現時点ではそうなる」と答えました。
吉井議員らは、「フルMOXは危険性が高い。中止すべきだ」と申し入れました。
安藤はるみ県議、工藤孝夫、横垣成年両むつ市議、よしまた洋党県書記長(衆院比例候補)らが同行しました。