2008年7月6日(日)「しんぶん赤旗」

高学費 何とかしよう

学生・教職員・父母らシンポ

東京


 「高学費や教育費負担の軽減をめざし全国で力を合わせよう」と、学費・教育費シンポジウムが五日、東京都内の東京大学駒場キャンパスで開かれました。

 学生、教職員、父母など、全国から百八十六人が参加。シンポジウムの後、アピールウオークをしました。主催は全日本学生自治会総連合(全学連)。全日本医学生自治会連合、労組などでつくる「奨学金の会」が共催しました。

 シンポジウムで、全学連の大嶋祐介委員長は就職の保障がなく奨学金の返済に不安を感じて進学をあきらめる人が出ていると話し、「奨学金拡充、学費軽減のために頑張りたい」と述べました。

 新日本婦人の会の米山淳子事務局長は新婦人の母子家庭調査(〇七年実施)を示し、教育費の高さを実感する声が多かったと紹介。「親も声をあげていく」と話しました。

 定時制高校教員は月四千三百円の給食費を払えない生徒の話をし、「立場を超えて共同しよう」と述べました。

 「奨学金の会」の三輪定宣会長(千葉大学名誉教授)は「教育は未来をつくる人間を育てるもの。教育費の公的負担を増やしていこう」と話しました。

 日本共産党の佐々木憲昭衆院議員が経済的理由で学業をあきらめることのないようにするための党の「学費提言」を紹介し、連帯あいさつをしました。



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