2008年7月19日(土)「しんぶん赤旗」
原油・原材料高騰対策
補てん求め知事会決議
全国知事会(会長、麻生渡福岡県知事)は十八日、横浜市で開いた知事会議で、深刻な影響が出ている原油・原材料価格高騰への対策を政府に求める緊急決議を採択しました。
決議では、燃油価格の高騰で、農林漁業者が出漁の断念や廃業を余儀なくされていることを指摘。「燃油価格の高騰に対する必要な補てん措置」をはじめ、実効性、即効性のある措置を講じるよう求めています。
また、原油価格の高騰が、中小企業をはじめとする産業界にとどまらず、「住民の日常的な福祉サービスの提供においても大きな影響が生じている」と強調。根本的な対策として、「現在のような市場がマネーゲーム化している状況を収束させ(る)」ことをあげ、政府に「国際的な経済活動を秩序あるものにするよう、強いリーダーシップを発揮すること」を要請しました。