2008年7月28日(月)「しんぶん赤旗」
厚労相
“介護保険料上げ必要”
舛添要一厚生労働相は二十七日、東京都内で開かれた「福祉人材フォーラム」(厚労省、全国社会福祉協議会共催)に出席し、「介護保険料の引き上げをやらないといけない」と明言しました。
舛添厚労相は、介護保険料引き上げの理由として、介護労働者の待遇改善のための介護報酬引き上げを挙げました。
また同相は「天からお金が降ってくるわけではない」「国民の皆さんに努力していただかないといけない」と介護保険料の引き上げを重ねて強調しました。
介護保険料は三年ごとに見直すことになっており、来年四月が改定の時期です。現在、六十五歳以上の介護保険料の基準額は、全国平均で月四千九十円。これ以上の引き上げは、国民にさらに過酷な負担を押し付けることになります。
介護報酬を引き上げるための財源は、国民に負担増を強いる方法ではなく、現在25%しかない国庫負担の引き上げなどで確保すべきです。
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