2008年7月28日(月)「しんぶん赤旗」
住宅差し押さえ倍加
全米 サブプライムローン滞納
【ワシントン=鎌塚由美】今年の第二・四半期にサブプライム(低所得者向け高金利型)住宅ローンの返済行き詰まりで差し押さえられた全米の住宅軒数は、前年比で二倍以上に増えていることが二十五日、明らかになりました。
米報道機関によると、カリフォルニアの不動産会社の統計で、同四半期に全米で差し押さえられた住宅は七十三万九千七百十四軒に上るといいます。
これは〇七年第二・四半期との比較で121%の増加となりました。
ネバダ、カリフォルニア、アリゾナ、フロリダの四州が引き続き差し押さえ住宅が増加している州で、ネバダ州では住宅四十三軒のうち一軒の割合で差し押さえにあっています。