2008年8月7日(木)「しんぶん赤旗」
秋田に市町村長9条の会
8氏呼びかけ
現・元首長19人賛同
秋田県の市町村長経験者による「憲法九条を守る秋田県市町村長の会」が五日に結成されました。千田謙蔵・元横手市長、西成辰雄・元十文字町長、木村實・元小坂町長、松橋久太郎・元森吉町長ら八氏が呼びかけ人となり、鈴木俊夫・現湯沢市長ら十九人の現・元首長が賛同しています。
同会は、「政党政派をこえ、九条を守るという一点で」まとまり、今後とも現・元の市町村長への働きかけを行い、広く県民へ「憲法九条を守るアピール」を発表すること、県内の地域・分野の「九条の会」と連携し、県内の九条を守る運動を強めていくことにしています。
同日、県政記者クラブで記者会見した千田謙蔵さんは、「私たちは憲法九条で平和を守る一環として『非核自治体宣言』を県内全市町村で採択したことを誇りに思っている」「もし九条の改憲を許せば、私たちが守ってきた地方自治体が『戦争をめざす国』の下請けをさせられることになり、憂慮にたえない」と話し、憲法九条を守るためにがんばる決意を述べました。
結成を知った県民からは、「市町村長さんが先頭に立ってくれると運動の励みになり、県民世論が大きく高まる」と歓迎の声が寄せられています。
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