2008年8月15日(金)「しんぶん赤旗」
靖国参拝
都知事は中止を
東京革新懇などが要請
「『東京都平和祈念館(仮称)』建設をすすめる会」と「平和・民主・革新の日本をめざす東京の会」は十四日、石原慎太郎都知事に対し、二〇〇〇年以降毎年八月十五日に行っている靖国神社の参拝を中止するよう要請しました。
参加者は、都知事の靖国参拝が憲法二〇条で禁止された宗教的活動で、憲法順守を義務付けた九九条にも違反すると指摘。靖国神社が侵略戦争を指導したA級戦犯を祭るなど日本の侵略戦争を「正義の戦争」として正当化していることを批判し、「東京都知事がそのような歴史認識では国際都市の首長として認められない」と強調しました。知事が靖国参拝をやめ、都が凍結している平和祈念館の建設を一日も早く実施するよう求めました。
東京都知事本局の宮沢浩司副参事は「要請は知事に伝える」と答えました。
石原知事の靖国参拝に対しては、日本共産党都議団や市民団体五十一団体も中止を要請しています。
■関連キーワード