2008年8月16日(土)「しんぶん赤旗」

9条の原点に立とう

8・15 共産党が街頭宣伝


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(写真)終戦63周年記念街頭演説で訴える笠井亮衆院議員(中央)。左は谷川智行衆院東京比例候補、右は日本民主青年同盟の山田花副委員長。右端は司会の田中憲秀新宿区議=15日、東京・新宿駅東口

 終戦六十三周年の十五日、猛暑のなか、日本共産党中央委員会と日本民主青年同盟は、東京・新宿駅頭で記念街頭演説を行いました。笠井亮衆院議員、谷川智行党衆院東京比例候補、山田花民青同盟副委員長が平和の誓いをあらたにしました。

 笠井氏は、侵略戦争と植民地支配に命がけで反対した党として、戦争放棄などを定めた憲法九条の原点に立った国づくりに全力をあげる決意を表明しました。原爆症認定を受けるためにたたかう被爆者や旧日本軍「慰安婦」らにとって戦争はまだ終わっておらず、「悲惨な戦争体験を、消え去ったもの、遠いかなたの記憶にしてはならない」と強調しました。

 笠井氏は、米国に言われるがままインド洋での自衛隊による給油活動継続のための新テロ特措法再延長を狙う日本政府は世界の流れに逆行していると批判。「来るべき総選挙で日本共産党を大きく伸ばし、いっしょに平和と命、憲法を守ろう」と訴えました。

 谷川氏は、「あの戦争で国のために命をささげろといわれ、七十五歳になったら後期高齢者医療制度で差別され、終戦記念のこの日に年金からの三回目の保険料が天引きされるなど、どうして許すことができるのか」と厳しく批判しました。

 山田氏は、「私たち若者は戦争体験を直接聞くことができる最後の世代だ」とのべ、被爆者、戦争体験者と未来をつなぎ、アジアの青年と連帯する役割を果たす決意を表明しました。



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