2008年8月25日(月)「しんぶん赤旗」
派遣見直しへ全力
共産党が雇用シンポ
徳島
「人間らしく働けるルールを考えるシンポジウム」(実行委員会、日本共産党徳島県委員会、同徳島地区委員会主催)が二十四日、徳島市の県教育会館で開かれました。
徳島労働局が二十日に日亜化学(阿南市)の偽装請負を認定し、世論が高まっているもとで二百十人が参加しました。
全日本金属情報機器労働組合(JMIU)徳島地方本部の森口英昭委員長、同徳島地域支部光洋シーリングテクノ分会の矢部浩史分会長、同日亜化学分会の島本誠分会長、愛媛大学の丹下晴喜准教授、日本共産党の塩川鉄也衆院議員がパネリストを、古田元則党県副委員長(衆院四国比例候補・徳島1区重複)が司会を務めました。
塩川氏は、党の立法提案「派遣労働者保護法」を紹介し、「派遣労働全体を抜本的に見直させるよう秋の臨時国会に臨みたい」と話しました。
丹下氏は、「連合」が非正規雇用を取り上げるなどの世論の変化をのべ、森口氏は、正規と非正規労働者が団結してたたかう組合活動を広げる意義などを語りました。
矢部氏は、二十一日に日本共産党の志位和夫委員長ら国会議員団と懇談してきたことを紹介し、「国会でも全力を尽くしてくれる。我われも(正社員化をめざし)全力でがんばりたい」と語りました。
島本氏は「正社員化の実現をめざし、非正規労働者の賃金・待遇の底上げをめざし、がんばる」とのべました。
派遣契約期間の満了を九月に控える日亜の青年が紹介され、今後の決意を語りました。
衆院選四国比例の笹岡優候補が閉会あいさつをしました。
■関連キーワード