2008年10月1日(水)「しんぶん赤旗」
失業率悪化 4.2%
8月 求人倍率も続落
雇用情勢判断「下降局面に」
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総務省が三十日発表した労働力調査(速報)によると、八月の完全失業率は、前月から0・2ポイント悪化し、4・2%となりました。二〇〇六年六月以来の高水準です。
また、厚生労働省が同日発表した八月の有効求人倍率は、前月から〇・〇三ポイント悪化し、〇・八六倍(季節調整値)になりました。求職者一人あたりに、一つ以下の求人しかない求人倍率一倍を〇七年十二月から九カ月連続で下回り、悪化し続けています。
とくに、自動車産業での新規求人数(パート除く)が、前年同月比で45・9%の減少と際立って悪化しています。
これを受け、厚生労働省は雇用情勢判断を四カ月ぶりに変更し、「注意を要する」から「有効求人倍率が低下するなど、下降局面にある」に下方修正しました。
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