2008年10月1日(水)「しんぶん赤旗」
社保・厚年病院を移管
社保庁 地域医療の責任放棄
社会保険庁は三十日、全国に六十三カ所ある社会保険病院と厚生年金病院を、十月一日から独立行政法人年金・健康保険福祉施設整理機構(RFO)に移管すると発表しました。各病院の譲渡先は、引き続き検討するとしていますが、今回の決定は、公的病院にたいする国の責任放棄です。
RFOは医療施設を譲渡・売却するための組織。地域医療で重要な役割を果たしている社保病院などの移管にたいしては、全国各地で「病院は存続されるのか」という不安の声が広がり、「国は地域医療に責任を持て」という住民の移管反対運動が広がっていました。
日本共産党国会議員団も、厚生労働省に「移管の見切り発車は許されない」と繰り返し求めてきました。
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