2008年10月7日(火)「しんぶん赤旗」
全国青年大集会実行委 議員会館で交流
社会動かすステージに
連帯の力に励まされた
地元でも運動広げたい
青年の働き方の改善などを求めた全国青年大集会2008(五日、東京・明治公園)の実行委員会は六日、厚生労働省と国会議員に派遣法の抜本改正や最低賃金千円(時給)以上への引き上げなどを求めた要請に先立ち、衆院第一議員会館で交流しました。
要請参加者が各地の実態や大集会の感想を出し合いました。
全労連青年部の野村昌弘書記長は大集会を振り返り、「社会を動かすステージに到達したと確信を持ち政治を変える一歩を踏み出そう」と話しました。
茨城県の参加者は県内で行った実態調査の結果を紹介。「大集会に参加して連帯の力に励まされた。聞き取った実態を国会議員にぶつけたい」と述べました。
以前勤めていたパチンコ店と闘争中という大阪の地域労組の組合員は「みんなが集会で紹介された話を伝えていくことで企業の横暴を止めることができるのではないかと感じた」と述べました。
年間四千時間、ピーク時は一カ月五百時間働いてうつ病になり、裁判中だという男性は「長時間労働で労働者の生活や過労死で命が奪われることがあってはならないとの思いを受け止めてほしい」と話しました。
沖縄県の参加者は沖縄の失業率が7・9%で非正規雇用の割合が全国一であると述べ、「居酒屋で働いているのにビラ配りを午後五時から午前零時までやらされる」「ハローワークで紹介される内容と実際の仕事内容が違う」など、実態調査の内容を紹介。「沖縄に戻ってからも運動を広げていきたい」と話しました。
日本共産党のこくた恵二衆院議員が情勢報告し、「みなさんの運動が労働者派遣法の規制緩和から規制強化への動きの力になっている」と述べました。
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