2008年10月10日(金)「しんぶん赤旗」
新テロ法案 廃案を
国会で要請行動
安保破棄実委 憲法会議
新テロ特措法延長案の審議入りが決まったことをうけ、安保破棄中央実行委員会と憲法会議は九日、延長案の審議入り決定に抗議するとともに、徹底審議と廃案を求める国会要請をおこないました。
要請に先立ちあいさつした全労連の柴田真佐子副議長は、「衆院本会議での趣旨説明もせずにテロ特別委員会で審議入りし、採決することを民主党が容認したことはとんでもない。アフガニスタンでの交渉による和平努力の必要性が国連代表を含めて言われているときに、特措法の延長は許されない」とのべ、延長反対の行動をつよめようとよびかけました。
民主党のテロ特別委理事らに要請した参加者は「前回の延長の時には法案に反対したのに、なぜ採決を容認したのか。党利党略では困る」と訴えました。応対した秘書らは「反対の態度は変わっていないが、審議はおこなう」「議員に伝える」と答えました。
安保破棄中央実行委員会、国民大運動実行委員会、憲法会議の三団体は、テロ特別委が開かれる十、十七、二十の各日、いずれも午前十時から傍聴、午後零時十五分から衆院議員面会所での要請行動を予定しています。十五日午後零時十五分から衆院第二議員会館前で集会を開き、十六日午後五時半から東京・新宿駅西口で宣伝行動をします。全国での宣伝行動や、各政党・議員への要請をつよめようとよびかけています。
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