2008年10月17日(金)「しんぶん赤旗」

年金者一揆


安心できる老後を

京都

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 全日本年金者組合京都府本部は十六日、後期高齢者医療制度の廃止や「消えた年金」問題の解決などを求めた「年金者一揆」行動を京都市内と府北部の二カ所で取り組み、三百人が参加しました。

 京都市下京区で開かれた集会には二百五十人が参加しました。

 府本部の山崎彰副委員長があいさつ。連帯あいさつした京都総評の岩橋祐治議長は、総選挙では大企業いいなりの政治を転換させ、国民生活最優先の政治実現に全力をあげましょうと訴えました。

 参加者は都大路を一時間あまりかけて、「怒」のむしろ旗を先頭にデモ行進(写真)。京田辺市の男性(66)は「年寄りを粗末にする政治は許せない。総選挙で審判を下したい」と話しました。

生活破壊やめて

広島

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 全日本年金者組合広島県本部(谷崎典彦執行委員長)は十六日、広島駅前大橋周辺で「最低保障年金制度の早期実現」「後期高齢者医療制度の中止・撤回」を訴えて、約二時間の座り込みと街頭署名をしました(写真)。「怒 生活破壊やめろ」などのむしろ旗や横断幕をかかげ、約四十人でビラを配り、署名を集めました。

 座り込みにあたって県労連の尾野進議長が「差し迫った総選挙で勝利し、要求を実現しよう」と激励のあいさつ。組合員がハンドマイクによるリレー演説で「後期高齢者医療制度は見直しではなく、廃止しかありません」などと訴えました。

 署名した女性(64)=広島市南区=は「年寄りでも元気な人はいるのに、七十五歳で分けるのはおかしい。こんなことを許してはいけない」と話していました。

姥捨てバス止めよ

秋田

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 全日本年金者組合秋田県本部が十六日、秋田市中通二丁目の買い物広場で年金者一揆秋田県民集会を開き、主催者発表で三百五十人が参加しました(写真)。

 集会の節ぶしで「いのち」と書いたカードが掲げられ、後期高齢者医療制度への怒りを示しました。

 後期高齢者医療制度の廃止法案を提出した四党の代表が来賓あいさつをしました。日本共産党からは鈴木さとし党県民対策室長(衆院東北比例、秋田1区重複候補)があいさつしました。

 後期高齢者医療保険料天引きの不服審査請求をした男性(84)は、「七十五歳専用バス」イラストを取り上げた小池晃参院議員の国会質問にふれて、「姥(うば)捨て山に直行するバスを止めよう」と訴えました。横手市から参加した男性(76)は、「四党あいさつで廃止要求が広く共有されつつあると感じた。総選挙がこの制度廃止に結びつくように頑張りたい」と話していました。

年金天引き反対

大阪

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 「保険料をなけなしの年金から天引きするな。七十五歳からの差別医療反対」と、「10・16年金一揆」が十六日大阪市の淀屋橋周辺で取り組まれ、四百人が参加しました(写真)。全日本年金者組合大阪府本部の主催。

 オレンジ色のはんてん、色とりどりののぼり旗でにぎやかなアピール行動に注目が集まりました。かけあい漫才で「廃止までみんなで頑張ろう。今度の総選挙は与野党逆転の大チャンス」という場面もありました。

 年金者組合府本部の松井幹治委員長は、「安心して暮らせる社会保障のため奮闘したい」と話しました。

 日本共産党の宮本たけし衆院比例候補があいさつしました。

 パレードを見守っていた女性(65)は「声を大きくしないといけないと思うし、共産党に頑張ってもらわないとね」と話していました。



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