2008年10月24日(金)「しんぶん赤旗」

米軍トップを批判

イラク政府


 【カイロ=松本眞志】イラク政府は二十二日、米軍地位協定問題でのイラク側に対する米軍の対応が「不適切」だと批判しました。「イラクの声」通信が報じました。

 イラク政府のダバグ報道官は、イラク側が二十一日に米軍地位協定案の合意後にさらなる修正を求めることを閣議決定した直後、米軍のマレン統合参謀本部議長がこれを非難する声明を送りつけてきたと語りました。

 ダバグ氏は、マレン議長は声明で、地位協定を締結しないならばイラクの安全保障が失われて「深刻な結果」をもたらすと警告したと説明。「マレン議長の声明をイラク側は歓迎しない」と不快感を示し、「米軍地位協定問題でイラク人に圧力をかけてはならない。声明は、イラク国民に対する不適切なやり方だ」と訴えました。



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