2008年10月29日(水)「しんぶん赤旗」
アフガン駐留の外国軍
死者1000人超
民間調査
アフガニスタンのタリバン政権が二〇〇一年秋に米英軍の攻撃で崩壊した後、アフガンに駐留する外国軍兵士の死者が千人を超えました。民間の独立したウェブサイト「イラク・コアリション・カジュアルティ・カウント」が二十七日、伝えました。同サイトは、イラクとアフガンの駐留部隊の犠牲者数を集計しています。
同日、自爆攻撃で米兵二人が死亡し、外国軍兵士の死者数は累計千二人となりました。アフガン駐留外国軍は約七万人。主力の米軍は約三万三千人が駐留し、死者は六百二十四人です。
タリバンは、いったん政権から追われたもののパキスタン国境周辺の山岳地帯で勢力を回復。米軍や北大西洋条約機構(NATO)軍は、それに対応して兵力を増強しました。しかしタリバンら武装勢力は、いっそう攻勢を強めています。
同サイトによると、外国軍死者は〇五年に前年比二倍以上の百三十人。以降、年間死者数は〇六年百九十一人、〇七年二百三十二人、〇八年二百五十四人(二十七日現在)と増加の一途をたどっています。
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