2008年11月11日(火)「しんぶん赤旗」
マツダ雇い止め許すな
中林氏らが申し入れ
日本共産党の仁比聡平、山下よしき両参院議員、中林よし子元衆院議員(比例中国ブロック予定候補)らは十日、自動車メーカー・マツダ(広島県府中町)が減産を理由に派遣労働者約八百人を雇い止めすると伝えられているのを受け、「雇い止め撤回・雇用守れ」とマツダ、広島労働局、広島県に申し入れました。藤本さとし国会議員団広島県事務所長、吉田貞好・同山口県事務所長、松本稔マツダ党委員長、辻恒雄広島県議、中森辰一広島市議団長らが同行しました。
マツダ本社では神野恭次・コーポレート業務推進本部総務部長が応対。中林氏らはリストラ計画の公表などを求めましたが、神野部長は計画の詳細については明らかにしませんでした。
広島労働局では落合淳一局長が対策本部を設置したことを紹介。「情報の収集、労働者への説明会などを行う。マツダには協力してもらう」と話しました。
広島県に対して仁比氏らは「マツダにその社会的地位にふさわしい責任を果たさせるべきだ」と求めました。
仁比氏は「今回の事態の根源は一九九九年の派遣法改悪。派遣法の抜本改正、事態の解決のためにたたかう」と述べ、党広島県委員会に「マツダ関連・雇用とくらし問題対策委員会」とマツダ「雇い止め・下請け110番」(十二日から、電話082―228―3367)を設置することを明らかにしました。
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