2008年11月12日(水)「しんぶん赤旗」
介護報酬 大幅上げよ
厚労省前座り込み
「介護福祉現場の劣悪な賃金・労働条件を改善して」「国庫負担増による介護報酬の大幅引き上げを」と「介護の日」の十一日、介護・福祉労働者五十人が、東京都千代田区の厚生労働省前で座り込み、宣伝や議員要請をしました。全国福祉保育労働組合(福祉保育労)の主催。同日は北海道や山形、大阪、滋賀など各地で、署名や宣伝行動が行われました。
都内老人保健施設で働く介護福祉士の中塚聖子さん(28)の手取りは月十四万円。政府・与党が二〇〇九年度から介護報酬を3%引き上げることを決定したことについて、「生活していくには最低月二十万円は必要、引き上げ3%では足りない」とのべました。東京介護福祉労組委員長として「劣悪な現場を変え若い人が働き続けられる職場にするため、社会に知らせていく」と元気よく訴えました。