2008年11月12日(水)「しんぶん赤旗」
JR採用差別 早く解決を
寒風のなか200人余
「一の日行動」
札幌
一九八七年四月、国鉄の分割・民営化でJRが発足した際、採用を拒否された千四十七人のJR採用差別事件の早期解決を求めて、十一日夕、JR札幌駅前で「一の日行動」をくり広げました。
身を切るような寒風をついて、二百人余がかけつけました。「国と鉄道運輸機構は一刻も早く交渉のテーブルにつくべきだ」と唱和を響かせ、道ゆく人たちにビラを配りました。
安平町からやってきた全動労争議団の鷲沢伸光さん(61)は「七月に東京高裁の南敏文裁判長が話し合いを提案する動きが出てきました。解決のチャンスをのがさず、運動を盛り上げていきます」と語ります。機関士一筋でした。札幌へ来る時に妻が「頑張っておいで」と激励しました。「家族の思いを胸に、知事や運輸局要請をしました」といいます。
道労連の名知隆之議長らが「きょうの行動を契機に、たたかいを前進させ、必ず国鉄闘争を勝利させよう」と呼びかけました。
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