2008年11月21日(金)「しんぶん赤旗」
医師不足打開のまじめな立場まったくない
志位委員長 首相発言を批判
日本共産党の志位和夫委員長は二十日の記者会見で、麻生太郎首相が前日、「(医師は)社会的常識が欠落している人が多い」と述べたことについて問われ、「許しがたい発言だ」と厳しく批判しました。
志位氏は「自らつくり出した医師不足に反省もなく、非常識な人が多いというかたちで、医師に責任があるかのようにいうことは許しがたい」と強調しました。
さらに、医師不足という状況のなかで、長時間労働を強いられながら必死の思いで健康と命を支えている医師が圧倒的多数だと指摘し、「こういう心無い発言をするのは、まじめに医師不足という事態に対する政治の責任を受け止め、打開しようという立場がまったくないと感じざるを得ない」と述べました。
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