2008年11月24日(月)「しんぶん赤旗」

憲法の心 曲にのせ

うたごえ60年記念の音楽会


 うたごえ祭典in東京二日目の二十三日、東京・千代田区の日比谷公会堂で、うたごえ運動六十周年記念音楽会が開かれました。会場が満員となる二千人が参加しました。

 作曲家の林光さんと外山雄三さんが作曲した交響曲「五月の歌」が、外山さんの指揮で演奏され、合唱とオーケストラ総勢二百五十人による迫力の演奏が会場を包みました。憲法施行四十周年を記念してつくられた曲で、未来への理想、個人の尊厳、共生など憲法の心がうたわれており、外山さんは、「“この憲法あって当たり前でしょ”というみなさんと同じ気持ちで指揮をした」と語りました。

 今回の記念祭典のために祭典総監督の池辺晋一郎さんが作曲した「私たちが進みつづける理由」や青年たちが「自分たちの平和の歌を」と作った曲も演奏され、うたごえの広がりを感じさせました。

 音楽会に先立ち、東京都内の二会場で合唱発表会が行われ、保育、国鉄、医療などの職場で働く労働者が、現場で広がる歌や創作曲を持ちより交流しました。女性のコーラスの参加者は、鮮やかな衣装を着て、平和への願いや歌う喜びをこめて歌いました。

 最終日の二十四日は、午後一時から有明コロシアムで大音楽会が開かれます。



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