2008年11月24日(月)「しんぶん赤旗」
富士通は責任果たせ
高見沢争議10年で集会
長野
親会社富士通による高見沢電機の信州工場・組合つぶしとたたかう高見沢争議の全面解決をめざした決起集会が二十三日、長野県佐久市で開かれ、九百人が「富士通は社会的責任を果たせ」と結集しました。
JMIU(全日本金属情報機器労働組合)高見沢電機支部が、賃上げも一時金もゼロの押し付けなど、不当な組合つぶしとたたかい続けて十年がたちます。富士通と富士通コンポーネントは、長野県労働委員会の命令に従わず現在も団体交渉拒否を続けています。
同闘争支援本部共闘会議の高村裕議長は「全国で大企業による首切りなどが激しさを増すなか、富士通の横暴を許さないたたかいは重要な意義がある」と指摘。生熊茂実・JMIU中央執行委員長は「親会社による、労働者いじめを連帯の力でやめさせ、まともな労働組合を守るたたかいを発展させよう」と呼びかけました。
同支部の柳沢真生執行委員長は「間近に迫る中央労働委員会の勝利命令を必ず勝ち取って争議の全面的解決を進め、再び笑顔で働ける日を目指して元気にがんばりたい」と決意を示しました。
日本共産党の井上哲士参院議員も連帯あいさつで「日本共産党としても、大企業による国民へのしわよせを許さない政治を求め、ともにがんばりたい」と激励しました。
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