2008年12月7日(日)「しんぶん赤旗」
平和の担い手育てよう
教育子育て九条の会が交流
教育子育て九条の会は六日、東京都世田谷区の和光小学校で第一回全国交流集会を開きました。全国から約二百人が参加しました。
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教育子育て九条の会呼びかけ人で事務局長の佐藤学さん(教育学者)が「憲法の精神、条文にのっとった教育の国民的合意をきずきあげる全国組織として誕生した」と十月に発足した会の三つの目的(1)平和な社会を実現する教育を推進する(2)子ども一人残らず、学び発達する権利を保障する(3)学校と幼稚園・保育所に民主主義を徹底する―を紹介しました。
九条の会事務局長の小森陽一さんが連帯して運動をすすめる決意を表明しました。
三人の呼びかけ人によるシンポジウムでは「子ども一人ひとりを平和の担い手に育てよう」(教育学者の堀尾輝久さん)「憲法の精神にのっとって現場を見直そう」(佐藤さん)「子どものためという一点で束になろう」(前国立市長の上原公子さん)と会への思いを語りました。
学生や高校生、子ども劇場、子どもの本九条の会の代表が発言。
教育現場では「全日制と定時制、組合の枠を超えて語り合っている」(大阪西工九条の会)「親と教員で学びあっている」(和光学園九条の会)など共同のとりくみが広がっていることが紹介されました。
教育子育て九条の会の呼びかけ人は、他に藤田英典(教育学者)、暉峻淑子(経済学者)、槇枝元文(元日教組委員長)、三上満(元全教委員長)など十三氏です。
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