2008年12月8日(月)「しんぶん赤旗」

日本経済支える中小業者・食の安全を守る政治必ず

市田書記局長訴え

北海道釧路市・音更町


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(写真)満員の会場で市田忠義書記局長の演説を聞く人たち=7日、北海道釧路市

 日本共産党の市田忠義書記局長は七日、前日の北海道函館市から一路道東に飛び、釧路市と音更町での党演説会に臨み、日本共産党への支持を熱烈に訴えました。

 釧路市での演説会には、釧路や根室を中心にバスを借り切り、自家用車に乗り合わせて参加者が続々と集まりました。いすを追加しても足りず、百人以上の人たちが立って聞き入り、市田氏の訴えに「そうだ」「その通り」とかけ声が飛び、熱気にあふれました。

 深刻な打撃を受ける農漁業、中小企業問題について語った市田氏は「雇用を守り、中小企業や農漁業を応援し、内需拡大で足腰の強い日本経済をつくりましょう」と強調。「規制を取り払い市場にまかせれば、何でもうまくいくといって、家計を冷え込ませたゆがんだ経済が破たんした結果です」と景気悪化の要因を解明しました。

 市田氏は「中小企業の倒産も相次ぎ、貸し渋り、貸しはがしが強まっています。その横暴の先頭に立っているのが三大メガバンクといわれる大銀行です」と指摘。「莫大(ばくだい)な公的資金をうけながら税金はほとんど払わず、一年間で二兆七千六百億円も中小企業への貸し出しを情け容赦なく減らしました」と告発しました。

 市田氏は「貸しはがしでため込んだお金を海外のばくち的な投機にふりむけるような横暴勝手は絶対に許されません。政府はいまこそ、大企業、大銀行に社会的責任をきちんと果たさせる強力な指導を行うべきです」と力を込め、今度こそ北海道から宮内聡さんを国会に送りだしてくださいと呼びかけると、拍手がわきあがりました。

 宮内衆院北海道比例予定候補は「党の緊急経済提言を携えさまざまな人たちと対話を広げています。内需拡大と中小企業の支援にどこでも賛同の声が上がっています。期待にこたえて全力で奮闘します」と訴えました。

 十一月の釧路市長選挙をたたかい、二〇一一年のいっせい地方選の道議選釧路市区(定数四)に立つ松永俊雄氏(元釧路市議)が紹介されました。松永氏は市長選での支援に感謝を述べ、道議選で初議席を獲得する決意を表明しました。

 「市田書記局長の話を楽しみにして来ました」と夫婦で参加した夫(59)=釧路町=は「高校受験を控えた息子がいますが、若者の雇用がとても不安です。イギリスでは税率を引き下げるというのに、麻生首相の消費税増税の押し付けは許せません。生活防衛のためにも共産党を応援しなくてはと思います」といいます。

 「『政治の中身を変える』という共産党の話を聞いてみたい」と話すのは男性(64)=釧路市=。「来年から年金暮らしですが、本当に生活は苦しい。国民が一番困っている問題は置き去りに自民と民主は駆け引きばかり。共産党に頑張ってもらわねば」と語っていました。

 十勝平野の中心都市・帯広市に隣接する音更町では、市田氏は「『安全な食料を日本の大地から』を合言葉に日本農業の再生を日本共産党とともに実現しましょう」と呼びかけ、宮内予定候補、渡辺ゆかり比例予定候補(道11区重複)とともに党の躍進を訴えました。


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