2008年12月18日(木)「しんぶん赤旗」
「カニコー署名」 福島県議会動かす
雇用守れの意見書可決
福島県議会は十七日、国に「労働法制の改正及び雇用を守る緊急対策を求める意見書」を全会一致で可決しました。県労連や民青同盟でつくる「青年雇用フェスタ実行委員会」が提出した請願が県議会を動かしました。
フェスタ実行委員会は、「大量解雇から雇用と暮らしを守る」緊急署名(通称「カニコー署名」)を県議会に提出。県独自の雇用対策と国への意見書可決を求めていました。
可決した意見書は、「派遣法の抜本改正を求める」とともに、党県議団(神山悦子団長)が主張した、「非正規労働者の雇用保険の加入条件の緩和と失業給付日数の延長」「企業は雇用を守る社会的責任がある。便乗的な人員整理が行われないよう強く指導・監督する」ことを盛り込みました。
民青同盟県委員会の岩渕友委員長は、「青年の深刻な声を県議会も受け止めてくれた。この年末の緊急対策を求めて『カニコー署名パートII』を呼びかけている。二十二日の県との懇談で年末年始の県の対応を求めたい」と話しています。
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