2008年12月20日(土)「しんぶん赤旗」

雇用守れ

企業責任果たせと意見書

座間(神奈川)と堺市議会


 神奈川県座間市議会は十九日、「大企業に社会的責任を果たさせる対策を講じ、安定した雇用を守ることを求める意見書」を全会一致で可決しました。

 意見書は日本共産党の中沢邦雄議員が提出者となったものです。

 意見書は「今、各業界を始め、大企業で非正規労働者の雇い止めが行われている」とのべ、九日の厚労省の非正規労働者解雇防止の通達や、安定した雇用の保障が最大の景気対策になるという労働運動総合研究所の試算もあげて「政府は、日本社会の衰退を防ぐために、中小企業の支援と一体に安定した雇用を保障するルールを作り、大企業における下請けいじめを防ぐよう指導・監督すべきである」としています。

 堺市議会は十九日の本会議で、「派遣労働者をはじめとする非正規労働者の雇用を守る意見書」を全会一致で可決しました。

 意見書は日本共産党議員団が提案、各会派との協議により修正したものです。意見書は、「国が、財界にも個別企業にも、派遣社員や期間社員の解雇をやめるよう強力な指導をおこなうことが必要である」と強調。「雇い止めなどのルールを守るように企業に指導徹底すること」などを強く求めています。


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